品詞分類(2017.5.16)
変更点
- “猶”を「v 副詞 判断 推定」に移動
- 「n 名詞 時」を「n 名詞 時 単位」と「n 名詞 時 時点」に分割
- 「n 名詞 制度」の下に「運命 fortune」を追加
- 「n 名詞 外観」の下に「物事 things」を追加
- 「n 名詞 主体」の下に「神仏 sprit」を追加
- 「n 名詞 思考」を「n 名詞 思考 思考」と「n 名詞 思考 道徳」に分割
N
名詞(途中)
- 人 person
- 姓氏 surname ➡️ n 名詞 人 姓氏
- 「封於項、故姓項氏=項に封ぜらる、故に項氏を姓とす」の「項」
- 名 given name ➡️ n 名詞 人 名
- 「項籍者下相人也、字羽=項籍なる者は下相の人なり、字は羽」の「籍、羽」。諱も字もここ。
- その他の人名 name ➡️ n 名詞 人 その他の人名
- 「襄公」(人名)は「襄」の部分をここに入れ、「公」は「名詞,人,役割」
- 複合的人名 complex name ➡️ n 名詞 人 複合的人名
- 関係 relation ➡️ n 名詞 人 関係
- 父、母、女(「むすめ」)
- 嗣子、先(「祖先」)、後(「末裔」)、祖
- 役割 role ➡️ n 名詞 人 役割
- 公、侯、伯(※封侯、位)
- 士、大夫
- 聖人、達者
- 史、吏、司職、司空(※役職、官名)
- 公子
- 人 person ➡️ n 名詞 人 人
- 人、児(「こども」)、豎子
- 子(「し」※二人称の代名詞のように使う場合も含む)
- 主体 subject
- 書物 book ➡️ n 名詞 主体 書物
- (書籍など。書籍名の固有名詞も含む。ただし、情報を伝える主体としてふるまう場合。例:
「××云」などの「××」の部分。モノとしての書物は、「名詞,可搬,伝達」)
- (経典など。経典名の固有名詞も含む。ただし、情報を伝える主体としてふるまう場合)
- 国名 state name ➡️ n 名詞 主体 国名
- 魯、宋(※行為の主体となっている場合。古代の都市国家の名も含む)
- 集団 group ➡️ n 名詞 主体 集団
- 機関 oraganization ➡️ n 名詞 主体 機関
- 動物 animal ➡️ n 名詞 主体 動物
- 神仏 spirit ➡️ n 名詞 主体 神仏
- 天象 phenomenon
- 天文 astronomy ➡️ n 名詞 天象 天文
- 気象 weather ➡️ n 名詞 天象 気象
- 怪異 strange phenomenon ➡️ n 名詞 天象 怪異
- 行為 act
- φ ➡️ n 名詞 行為
- 耕(耕すこと)、漁(「漁をすること」)
- 勝(勝つこと)、敗(負けること)
- 徳化
- 不可譲 inalienable
- 身体 body ➡️ n 名詞 不可譲 身体
- 疾病 disease ➡️ n 名詞 不可譲 疾病
- 属性 property ➡️ n 名詞 不可譲 属性
- 「字(「あざな」)、
姓、氏」などの語そのものはここ。つまり、「封於項、故姓項氏=項に封ぜらる、故に項氏を姓とす」の場合の「姓、氏」という語彙はここに分類する。「項籍者下相人也、字羽=項籍なる者は下相の人なり、字は羽」の場合の「字」という語もここ。
- 固定物 immovable
- 地名 place name ➡️ n 名詞 固定物 地名
- (村などの名前はここ。ただし国、都市国家の名前は別項目)
- 地形 geographic object ➡️ n 名詞 固定物 地形
- 山、河、江、水(「川」の意味)
- 郷、里、田
- 海内、大海、江湖、京師
- 樹木 tree ➡️ n 名詞 固定物 樹木
- 建造物 architecture ➡️ n 名詞 固定物 建造物
- 関係 connection ➡️ n 名詞 固定物 関係
- 可搬 movable
- 糧食 food ➡️ n 名詞 可搬 糧食
- 道具 tool ➡️ n 名詞 可搬 道具
- 陶器、矛、楯、盾
- 物
- 「衣類」「アクセサリー」関係
- 乗り物 vehicle ➡️ n 名詞 可搬 乗り物
- 伝達 communicattion ➡️ n 名詞 可搬 伝達
- 命(「命令」)
- 言(「げん」)、説(「せつ」)、文、字、文字
- 「書物」を意味する名詞
- 成果物 outcome ➡️ n 名詞 可搬 成果物
- 制度 system
- 場 field ➡️ n 名詞 制度 場
- 儀礼 ritual ➡️ n 名詞 制度 儀礼
- 運命 fortune ➡️ n 名詞 制度 運命
- 外観 appearance
- 人 person ➡️ n 名詞 外観 人
- 物事 things ➡️ n 名詞 外観 物
- 数量 quantity
- 時 time
- 単位 unit ➡️ n 名詞 時 単位
- 時点 moment ➡️ n 名詞 時 時点
- 度量衡 measure
- φ ➡️ n 名詞 度量衡
- 畝、斗、石、寸、尺、里、方里(単位として用いる場合。独立している場合は別)
- 思考 thought
- 思考 thought ➡️ n 名詞 思考 思考
- 道徳 moral ➡️ n 名詞 思考 道徳
- 描写 description
- 態度 evaluation ➡️ n 名詞 描写 態度
- 形質 form ➡️ n 名詞 描写 形質
代名詞 pronoun(済)
- 人称 person(※「人」を表すとは限らない)
- 起格 subjective ➡️ n 代名詞 人称 起格
- 吾
- 女(「なんじ」の場合)、汝
- 其(「それ」「その」)
- 或(「あるひと」)
- 止格 objective ➡️ n 代名詞 人称 止格
- 他 neutral ➡️ n 代名詞 人称 他
- 余(「よ」一人称代名詞)、朕(「ちん」一人称代名詞)、而(二人称代名詞の場合)
- 疑問 interrogative
- φ ➡️ n 代名詞 疑問
- 誰(「だれ」)
- 何(「ナニ」「ナニヲ」「ナニヲカ」などの場合。「ナンゾ」と読む場合は"V, 副詞, 疑問")
- 孰(「タレ」と読む時)
数詞 (済)
- 数字 digit
- φ ➡️ n 数詞 数字
- 一、二、両、雙、三、四、五、六、七、八、九、十、百、千、万、億
- 数 number
- 干支 zodiac
V
前置詞 preposition(済)
- 基盤 basis
- 経由 via
- 関係 relation
- 源泉 source
- φ ➡️ v 前置詞 源泉
- 為(〜がために)
- 因、由(〜によりて)
- 以(〜をもって)
- 処置 disposal
形容詞→動詞に合流
副詞 adverb(済)
- 描写 description
- φ ➡️ v 副詞 描写
- 元(もとは)
- 先(さきに)
- 全(まったく、すべて)
- 初(はじめて)
- 博(ひろく)
- 程度 degree
- 極度 extreme ➡️ v 副詞 程度 極度
- 極(きわめて)
- 絕、甚、孔、太(はなはだ)
- 最(もっとも)
- 頗(すこぶる)
- 殊(ことに)
- 良(まことに)
- 軽度 slight ➡️ v 副詞 程度 軽度
- 少(すこし)
- 稍(やや)
- 略(ほぼ)
- 微(わずかに)
- やや高度 incremental ➡️ v 副詞 程度 やや高度
- 益、滋(ますます)
- 愈、弥(もっとも)
- 尤(いよいよ)
- 更(さらに)
- 範囲 scope
- 総括 overall ➡️ v 副詞 範囲 総括
- 皆、咸(みな)
- 悉、尽、畢(ことごとく)
- 具、備(つぶさに)
- 挙(こぞりて)
- 凡(すべて)
- 限定 limitation ➡️ v 副詞 範囲 限定
- 唯、但、徒、特、止、第(ただ…のみ)
- 独(ひとり…のみ)
- 僅、纔(わずかに…のみ)
- 則
- 各(おのおの)
- 共同 cooperation ➡️ v 副詞 範囲 共同
- 俱、同、共(ともに)
- 互(たがいに)
- 交(こもごも)
- 相(あい)
- 僉(みな)
- 時相 TMA (Tense, Modality, Aspect)
- 完了 perfective ➡️ v 副詞 時相 完了
- 過去 past ➡️ v 副詞 時相 過去
- 現在 present ➡️ v 副詞 時相 現在
- 将来 future ➡️ v 副詞 時相 将来
- 將、且(まさに)
- 行(ゆくゆく)
- 垂(なんなんとす)
- 欲(〜とほっす)
- 終局 terminal ➡️ v 副詞 時相 終局
- 緊接 proximate ➡️ v 副詞 時相 緊接
- 俄、遽、尋(にわかに)
- 立(たちどころに)
- 即(すなわち)
- 継起 succesive ➡️ v 副詞 時相 継起
- 恒常 constant ➡️ v 副詞 時相 恒常
- 恒、常、雅(つねに)
- 素(もとより)
- 久、長(ひさしく)
- 変化 change ➡️ v 副詞 時相 変化
- 頻度 frequency
- 重複 repetition ➡️ v 副詞 頻度 重複
- 復、又、亦(また)
- 更(さらに)
- 仍(なお、しきりに、しばしば)
- 再(「ふたたび」「また」)
- 頻繁 frequent ➡️ v 副詞 頻度 頻繁
- 偶発 incidental ➡️ v 副詞 頻度 偶発
- 否定 negation
- 無界 nonterminal ➡️ v 副詞 否定 無界
- 体言否定 nominal ➡️ v 副詞 否定 体言否定
- 有界 terminal ➡️ v 副詞 否定 有界
- 禁止 prohibit ➡️ v 副詞 否定 禁止
- 判断 judgement
- 確定 decision ➡️ v 副詞 判断 確定
- 必、定(かならず)
- 誠、実、信、良(まことに)
- 固(もとより)
- 推定 assumption ➡️ v 副詞 判断 推定
- 殆、庶幾(ほとんど)
- 或(あるいは)
- 若(もし)
- 猶(あたかも/〜のごとし)
- 逆接 contrary ➡️ v 副詞 判断 逆接
- 疑問 interrogation
- 反語 rhetorical ➡️ v 副詞 疑問 反語
- 原因 cause ➡️ v 副詞 疑問 原因
- 何、曷、胡、奚、庸、詎、寧(「ナンゾ」と読む場合)
- 所在 location ➡️ v 副詞 疑問 所在
- 安、悪、焉、烏(「いずくに」「いずくにか」「いずくんぞ」と読む場合)
助動詞 auxliary verb(済)
- 可能 possible
- φ ➡️ v 助動詞 可能
- 可(「べし」)、可以
- 能(「よく〜」「〜あたわず」)
- 得(「〜するをう」)、得以
- 足(「〜するに足る」)、足以
- 必要 need
- φ ➡️ v 助動詞 必要
- 宜(「よろしく〜べし」)
- 応(「まさに〜べし」)
- 当(「まさに〜べし」)
- 須(「すべからく〜べし)
- 合(「まさに〜べし」)
- 願望 desire
- φ ➡️ v 助動詞 願望
- 欲(「〜せんと欲す」)
- 願(「願わくは〜/〜するを願う」)
- 肯(「あえて〜」)
- 敢(「あえて〜」)
- 受動 passive
P
助詞 particle(済)
- 提示 topic
- 接続 cojunction
- 属格 genitive ➡️ p 助詞 接続 属格
- 例:
之(范武子之徳/「范武子の徳」などというように名詞を修飾する時)
- 例:
之(忘越王之殺父/「越王が父を殺したのを忘れる」のように、埋め込まれた節の主語を示す時)
- 体言化 nominalization ➡️ p 助詞 接続 体言化
- 並列 coordination ➡️ p 助詞 接続 並列
- 句末 final
- φ ➡️ p 助詞 句末
- 也、矣、焉、乎、也、哉、歟
- 例:
已(「すでに」ではなく、文末にあって「〜のみ」という意味の場合)
- 例:
耳(「みみ」ではなく、文末にあって「〜のみ」という意味の場合)
- 例:
爾(「なんぢ」ではなく、文末にあって「〜のみ」という意味の場合)
- 邪(「よこしま」ではなく、文末にある場合)
- 句頭 initial
- φ ➡️ p 助詞 句頭
- 例:
夫(「おっと」ではなく、文頭にあって独立している場合)
- 蓋(「ふた」ではなく、文頭にある「けだし〜」の場合)
S