動詞句vpは、次の規則で書けます。( )は任意要素。

[1] vp → (adv) v′ (v′)

v′は最大の句範疇vpと語彙範疇vの中間の句範疇です。次のようなパターンがあります。

[2] v′ → v (np) (pp)
[3] v′ → aux vp


今のところ、動詞句はこの3つのパターンで記述できています。

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01: 秦始皇帝名政、
02: 始生于邯鄲。

vp → adv v′
v′ → v pp
pp → p np

(vp 始 (v′ 生 (pp 于 (np 邯鄲))))
       (始 V 副詞adv 時相 過去)
       (生 V 動詞v 変化 生物)
       (于 V 前置詞p φ 基盤)
       (邯鄲 N 名詞n 固定物 地名)

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03: 昭襄王時、
04: 孝文王柱爲太子。

vp → v′
v′ → v np

(vp (v′ (爲 (np 太子))))
       (爲 V 動詞v 行為 役割)
       (太子 N 名詞n 人 役割)

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05: 有庶子楚、
06: 爲質于趙。

vp → v′
v′ → v np

(vp (v′ 有 (np 庶子楚)
       (有 V 動詞v 存在 存在)
       (庶子 N 名詞n 人 関係) → (庶 N 名詞n 人 関係)?
       (楚 N 名詞n 人 名)     → (子楚 N 名詞n 人 名)?

vp → v′
v′ → v np pp
pp → p np

(vp (v′ 爲 (np 質)(pp (p 于 (np 趙)))))
       (爲 V 動詞v 行為 役割)
       (質 N 名詞n 可搬 道具)
       (于 V 前置詞p φ 基盤)
       (趙 N 名詞n 主体 国名)

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07: 陽翟大賈呂不韋適趙、
08: 見之曰:
09: 此奇貨
10: 可居、
11: 乃適秦、
12: 因太子妃華陽夫人之姊、
13: 以説妃、
14: 立楚爲適嗣。

vp → v′
v′ → v np
(vp (v′ 適 (np 趙)))
       (適 V 動詞v 行為 移動)
       (趙 N 名詞n 主体 国名)

vp → v′ v′
vp → v′
v′ → aux vp
v′ → v np
v′ → v
(vp (v′ 見 (np 之))(v′ 曰 (np (s 此奇貨)(vp (v′ 可 (vp (v′ 居))))))) ※曰のnpが長すぎ
       (見 V 動詞v 行為 動作)
       (之 N 代名詞pron 人称 止格)
       (曰 V 動詞v 行為 伝達)
       (可 V 助動詞aux φ 可能)
       (居 V 動詞v 行為 設置)

vp → adv v′
v′ → v np       
(vp 乃 (v′ 適 (np 秦)))
       (乃 V 副詞adv 時相 継起)
       (適 V 動詞v 行為 移動)
       (秦 N 名詞n 主体 国名)

vp → v′
v′ → v np
(vp (v′ 因 (np 太子妃華陽夫人之姊)
       (因 V 動詞v 行為 交流)
       (太子 N 名詞n 人 役割)
       (妃 N 名詞n 人 役割)
       (太子 N 名詞n 人 役割)
       (華陽 N 名詞n 固定物 地名)
       (夫人 N 名詞n 人 役割)
       (之 V 助詞part 接続 属格)
       (姊 N 名詞n 人 役割)

vp → v′ v′
v′ → v np
v′ → v
(vp (v′ 以) (v′ (説 (np 妃))))
       (以 V 動詞v 行為 動作) ※以は前置詞?
       (説 V 動詞v 行為 伝達)
       (妃 N 名詞n 人 役割)

vp → v′ v′
v′ → v np
(vp (v′ 立 (np 楚)(v′ 爲 (np 適嗣))))
       (立 V 動詞v 行為 役割)
       (楚 N 名詞n 人 名)
       (爲 V 動詞v 行為 役割)
       (適嗣 N 名詞n 人 関係)