品詞分類(2012.8.1)
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質問・要望はこちらまで> 山崎直樹(ymzknk_at_kansai-u.ac.jp)
N
名詞
代名詞
数詞
V
動詞
前置詞
形容詞
副詞
助動詞
P
助詞
感嘆詞
N
名詞
(途中)
主体
人
孔子(人名)、襄公(人名)
人、児(「こども」)
子(「し」※二人称の代名詞のように使う場合も含む)
関係
父、母、女(「むすめ」)
嗣子、先(「祖先」)、後(「末裔」)、祖
役割
公、侯、伯
士、大夫
聖人、達者
史、吏、司職、司空
公子
書物
(書籍など。書籍名の固有名詞も含む。ただし、情報を伝える主体としてふるまう場合。例: 「××云」などの「××」の部分)
(経典など。経典名の固有名詞も含む。ただし、情報を伝える主体としてふるまう場合)
制度
魯、宋(国名、行為の主体となりうるので)
動物
畜
行為
φ
耕(耕すこと)、漁(「漁をすること」)
勝(勝つこと)、敗(負けること)
徳化
不可譲
身体
首、口
属性
字(「あざな」)、 姓、氏
固定物
地名
(村などの名前はここ。ただし国、都市国家の名前は別項目)
地形
山、河、江、水(「川」の意味)
郷、里、田
建造物
墓
巷
墻(「かき」)
関係
東西南北
上位
可搬
糧食
俎豆、粥
道具
陶器、矛、楯、盾
物
乗り物
伝達
命(「命令」)
言(「げん」)、説(「せつ」)
制度
場
世、天下
儀礼
礼
外観
人
容
数量
φ
料量
諸(「もろもろ」)
余(あまり)
時
φ
年、歳、時
φ
今
度量衡
φ
畝、斗、石、寸、尺、里、方里(単位として用いる場合。独立している場合は別)
思考
φ
明察
描写
態度
姦(「悪事」とか「悪事をする人」)
形質
瑕疵
矛盾
INDEX
名詞
代名詞
数詞
動詞
前置詞
形容詞
副詞
助動詞
助詞
感嘆詞
代名詞
(済)
人称(※「人」を表すとは限らない)
起格
吾
女(「なんじ」の場合)、汝
其(「それ」「その」)
或(「あるひと」)
止格
我
爾
之(「これ」「これを」の場合)
他
余(「よ」一人称代名詞)、朕(「ちん」一人称代名詞)、而(二人称代名詞の場合)
指示
φ
彼、此、斯
疑問
φ
誰(「だれ」)
何(「ナニ」「ナニヲ」「ナニヲカ」などの場合。「ナンゾ」と読む場合は"V,
副詞
, 疑問")
孰(「タレ」と読む時)
INDEX
名詞
代名詞
数詞
動詞
前置詞
形容詞
副詞
助動詞
助詞
感嘆詞
数詞
(済)
数字
φ
一、二、両、雙、三、四、五、六、七、八、九、十、百、千、万、億
数
φ
五十、一百、幾万、百余
INDEX
名詞
代名詞
数詞
動詞
前置詞
形容詞
副詞
助動詞
助詞
感嘆詞
V
動詞
(途中)
存在
量
多、少
存在
有、無、在
変化
生物
生(「生む」)
病(「病む」)
死(「しぬ」)
卒(「しゅっす」)
長(「長じる」)
蕃息
制度
滅(「ほろぶ」)
有(「たもつ」)
性質
変,化
描写
態度
恭(「うやうやしい」)
平(「公平」)
善
賢(「かしこい」「賢とする」)
聖(「聖なり」「聖となす」)
徳(徳がある)
可(「可なり」「よし」)
好(「よし」)
妄(「もう」)
妙(「妙なり」)
快(「こころよし」)
然(「しかり」)
量
少(わかい)
長(ながい)
久(ひさしい)
豊(ゆたか)
近(ちかし)
軽(かるい)
重(おもい)
高(たかい)
低(ひくい)
形質
窳(きずがある)
堅
利(鋭利、鋭い)
何如(「いかん」)
反(「はんする」)
全(「まったし」)
審(「つまびらかなり」)
拙(「つたなし」)
旱(「ひでりす」)
曠(「ひろし」)
異(「ことなる」)
赫(「あかし」)
通(「つうず」)
境遇
貧(「貧しい」)
賤(「いやしい」)
困(「苦しむ」)
貧困
卑(いやしい)
安(「やすし」)
寧(「やすし」)
窮(「きわまる」)
行為
役割
当(「あたる」)
立(「皇太子を立てる」などの場合)
為(「なる」「〜たり」)
任(「にんずる」)
覇(「覇たり」などの用法)
封(※諸侯などに取り立てる場合)
飲食
餬(「のりする」)
姿勢
俯(「ふす」)
立
坐(「ざす」)
得失
嗣(「つぐ」)
譲(「ゆずる」)
得(「得る」)
失
移動
往(「往く」)
退(「退く」)
走(「はしる」)
去(「去」)
反(「かえる」)
設置
陳(「ならべる」)
設(「もうける」)
合(「あわせる」)
囚(「とらふ」)
去(「取り去る」「撤去」)
並(「ならぶ」、※「ならびに」のように前置詞的/接続詞的に使うときもここ)
動作
戲(「あそぶ」)
循(「したがう」)
順(「したがう」)
則(「のっとる」)
剏(「はじめる」)
剖析(「ぼうせきする」)
力(「つとめる」)
勉(「つとめる」)
勤(「つとめる」)
愼(「つつしむ」)
游(「あそぶ」)
用(「用いる」)
鬻(「ひさぐ」)
中(「あたる」)
係累(縄などで縛ること)
傷敗(「しょうはいする」)
倹約(「けんやくする」)
思(「おもう」)
省(「かえりみる」)
以(「おもんみる」)、以為(「おもえらく」)
図(「はかる」)
坑(「あなにする」)
垂(「たらす」)
審(「つまびらかにす」)
→「動詞>描写」
定(「さだめる」)
専(「もっぱらにす」「ほしいままにす」)
私(「わたくしする」)
楽(「楽し」「楽しむ」)
生産
為(「〜をなす」)
儀礼
葬(「ほうむる」)
殯(「かりもがりする」)
饗(「饗する」)
伝達
禱(「いのる」)
名(「名付ける」)
曰(「曰く」)
云(「いう」)
誨(「おしえる」)
誡(「いましめる」)
聞(「聞く」)
学(「まなぶ」)
知(「知る」)
応(「こたえる」)
博(「ひろむ」)
態度
異(「異とする」)
疑(「うたがう」)
侮(「あなどる」)
好(「このむ」)
諱(「いむ」)
然(「しかり」「しからば(すなわち)」)
交流
野合(「やごうする」)
與(「あずかる」)
絀(「しりぞける」)
佐(「たすける」)
師(「師とする」)
代(「代わる」)
斥(「しりぞける」)
逐(「おう」)
待(「待遇する」)
欺(「あざむく」)
遇(「ぐうする」)
事(「つかへる」)
進(人に何かを進める場合)
九合(集め合わせる)
敗(「やぶれる」)
救(「すくう」)
誉(「ほめる」)
允(「ゆるす」)
協(「ととのえる」)
孥(「どす」)
使役
使、令、教(「〜せしむ、〜しむ」)
INDEX
名詞
代名詞
数詞
動詞
前置詞
形容詞
副詞
助動詞
助詞
感嘆詞
前置詞
(済)
基盤
φ
於、于(おいて)
経由
φ
自、従(〜より)
関係
φ
対(〜にたいし)
与(〜とともに)
奈(「奈何」「奈_何」の時)
源泉
φ
為(〜がために)
因、由(〜によりて)
以(〜をもって)
INDEX
名詞
代名詞
数詞
動詞
前置詞
形容詞
副詞
助動詞
助詞
感嘆詞
形容詞→動詞に合流
INDEX
名詞
代名詞
数詞
動詞
前置詞
形容詞
副詞
助動詞
助詞
感嘆詞
副詞
(済)
描写
φ
元(もとは)
先(さきに)
全(まったく、すべて)
初(はじめて)
博(ひろく)
程度
極度
極(きわめて)
絕、甚、孔、太(はなはだ)
最(もっとも)
頗(すこぶる)
殊(ことに)
良(まことに)
軽度
少(すこし)
稍(やや)
略(ほぼ)
微(わずかに)
やや高度
益、滋(ますます)
愈、弥(もっとも)
尤(いよいよ)
更(さらに)
範囲
総括
皆、咸(みな)
悉、尽、畢(ことごとく)
具、備(つぶさに)
挙(こぞりて)
凡(すべて)
限定
唯、但、徒、特、止、第(ただ…のみ)
独(ひとり…のみ)
僅、纔(わずかに…のみ)
則
各(おのおの)
共同
俱、同、共(ともに)
互(たがいに)
交(こもごも)
相(あい)
僉(みな)
時相
完了
已、既、業(すでに)
過去
嘗、曾(かつて)
向、曩(さきに)
初(はじめ)
現在
方、正(まさに)
将来
將、且(まさに)
行(ゆくゆく)
垂(なんなんとす)
欲(〜とほっす)
終局
終、卒、竟、遂(ついに)
緊接
俄、遽、尋(にわかに)
立(たちどころに)
即(すなわち)
恒常
恒、常、雅(つねに)
素(もとより)
久、長(ひさしく)
変化
稍、漸(ようやく)
徐(おもむろに)
頻度
重複
復、又、亦(また)
更(さらに)
仍(なお、しきりに、しばしば)
再(「ふたたび」「また」)
頻繁
数、屢、亟(しばしば)
頻(しきりに)
偶発
偶(たまたま)
否定
無界
不、弗(〜ず)
体言否定
非、匪(〜にあらず)
有界
未(いまだ〜ず)
禁止
莫、勿、毋、無(「〜なかれ」と読む場合)
判断
確定
必、定(かならず)
誠、実、信、良(まことに)
固(もとより)
推定
殆、庶幾(ほとんど)
或(あるいは)
疑問
反語
豈(あに)
豈其(あにそれ)
況(いわんや)
原因
何、曷、胡、奚、庸、詎、寧(「ナンゾ」と読む場合)
所在
安、悪、焉、烏(「いずくに」「いずくにか」「いずくんぞ」と読む場合)
INDEX
名詞
代名詞
数詞
動詞
前置詞
形容詞
副詞
助動詞
助詞
感嘆詞
助動詞
(済)
可能
φ
可(「べし」)、可以
能(「よく〜」「〜あたわず」)
得(「〜するをう」)、得以
足(「〜するに足る」)、足以
必要
φ
宜(「よろしく〜べし」)
応(「まさに〜べし」)
当(「まさに〜べし」)
須(「すべからく〜べし)
合(「まさに〜べし」)
願望
φ
欲(「〜せんと欲す」)
願(「願わくは〜/〜するを願う」)
肯(「あえて〜」)
敢(「あえて〜」)
受動
φ
見(「〜らる)
被(「〜らる」)
INDEX
名詞
代名詞
数詞
動詞
前置詞
形容詞
副詞
助動詞
助詞
感嘆詞
P
助詞
(済)
提示
φ
者
接続
属格
例: 之(范武子之徳/「范武子の徳」などというように名詞を修飾する時)
例: 之(忘越王之殺父/「越王が父を殺したのを忘れる」のように、埋め込まれた節の主語を示す時)
体言化
所
並列
而
句末
φ
也、矣、焉、乎、也、哉、歟
例: 已(「すでに」ではなく、文末にあって「〜のみ」という意味の場合)
例: 耳(「みみ」ではなく、文末にあって「〜のみ」という意味の場合)
例: 爾(「なんぢ」ではなく、文末にあって「〜のみ」という意味の場合)
邪(「よこしま」ではなく、文末にある場合)
句頭
φ
例: 夫(「おっと」ではなく、文頭にあって独立している場合)
蓋(「ふた」ではなく、文頭にある「けだし〜」の場合)
INDEX
名詞
代名詞
数詞
動詞
前置詞
形容詞
副詞
助動詞
助詞
感嘆詞
感嘆詞
(済)
φ
φ
嗚呼(ああ)、噫(ああ)
INDEX
名詞
代名詞
数詞
動詞
前置詞
形容詞
副詞
助動詞
助詞
感嘆詞