record=data/FA019705/tagged/0282005.dat&back=1

史部書目類公庫箸録之屬

廣雅書院藏書目録七卷

清朱一新廖廷相同撰 光緒二十七年廣雅書局刊本 2册

京大人文研 東方 史-XIV-1-328

【東方文化】4736

「清廖廷相撰、光緒二十七年刊本」

刊行年・出版者：

封面に「光緒辛丑春刊／廣雅書院藏書目録七卷／板存廣雅書局」とある。光緒辛丑は光緒二十七年（西暦一九〇一年）。廖廷相の序に「院中藏書目録、編自朱鼎甫侍御、而余爲之整齊者也」とある。

廣雅書院藏書目録序（廖廷相）

院中藏書目録、編自朱鼎甫侍御、而余爲之整齊者也。凡分七類。四部之首、冠以御製・勅撰諸書。其一人所撰而兼渉各部者、別出爲雜著。合衆人所撰而成一部者、別出爲叢書。後坿齋書各種。雖未大備、而應讀之書、略云具矣。編既竣、因諭諸生曰、……夫麒驥一躍、不能十歩、駑馬十駕、功在不舎。聖人之道、學而時習。諸生勉乎哉。南海廖廷相書。

＊『廣東圖書館藏書樓書目』（茅謙撰、民國四年、廣東圖書館刊本）の序に、「本館現存書目兩種、其七巻者、始編於廣雅書院山長・義烏朱蓉生先生、未成而歸道山。繼之者、爲南海廖澤羣編修。彼目雖多、乃就院中取來昔儀徴阮文達公在粤築學海堂藏書、又蔣薌泉中丞所設菊坡精舎之書目、雖備列、而書之有板與否、未經分注也」とある。廣東圖書館は廣雅書院（廣雅書局）の後身。

＊朱一新(1846～1894)、字は蓉生、號は鼎甫(鼎父)、浙江義烏の人。光緒二年の進士、官は陝西道監察御史。張之洞によって肇慶端溪書院、廣州廣雅書院に招聘される。事跡は『清史稿』卷四百四十五「朱一新傳」、『清史列傳』卷六十九「儒林傳下二・朱一新」、金武祥「陝西道監察御史朱君傳」(『續碑傳集』卷十九)に見える。／尹恭保撰「陝西道監察御史朱公一新傳」、廖廷相撰「奉政大夫陝西道監察御史朱君行狀」（いずれも清・朱一新撰『拙盦叢稿』附録、光緒二十二年、葆眞堂刊本）、參照。

＊廖廷相、號澤羣、廣東南海の人。廣雅書院の山長（在任1894～1898）。朱一新の後任。