DICCS 漢字情報研究センター事業活動

Last modified: Wed Feb 25 09:36:28 JST 2004
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1.資料收集・閲覽・複寫・保存

本センターが收集した文獻 および人文科学研究所が所藏する東洋學關係の文獻を、 別に定める利用規程に從って公開し、 閲覽、複寫、參考業務などを行っています。 詳しいことは本ホームページの「圖書室」を御覽になって下さい。

2.出版

  1. 東洋學に關する論文および單行本を年次ごとにまとめ、 内容によって分類し、 さらに著者索引を附した『東洋學文獻類目』を出版しています。 なお1981年度版以降はデータベース化されており、Web 上で直接検索できるようになっています ( http://www.kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/db/CHINA3/)
  2. 漢字情報處理に關する各種の提言、 および センターの活動状況を掲載した廣報誌 『漢字と情報』 を發行しています(年2回)。
  3. 漢籍擔當職員講習會用テキストとして、 「京都大學人文科學研究所漢籍カード作成要領」 および 「中國目録學 四部分類法について」を作成しています。
  4. 人文科学研究所の共同研究、および 國内外での調査活動に基づいて作成された目録・索引等を、 『東方学資料叢刊』(旧 『東洋學文獻センター叢刊』)と銘打って出版しています。

3.漢籍擔當職員講習會

文部科學省と共催で、漢籍整理に攜わる圖書館職員等を對象に講習會 (5日間) を開いています。平成14年度から内容を一新しました。

  1. 初級(毎年10月開催豫定): 伝統的な漢籍目録の構造、 新たに構築された漢籍データベースの内容、 NACSIS-CATと漢籍データベースの關係についての講義、 ならびに パソコンを利用した漢籍整理法に關する基礎的な講義・實習等を行います。
  2. 中級(毎年11月開催豫定): 漢籍の分類・出版の歴史や現代中國書に關する講義、 ならびに パソコンを利用した漢籍整理法に關する高度な講義・實習等を行います。

初級・中級の講習を同一年度に連續して受講することも可能です。 また、少しでも漢籍整理に攜わった經驗のある方は、 中級を受講することをお勸めします。

4.全國文獻・情報センター人文社會科學學術情報セミナー

東京大學法學部附屬外國法文獻センター、 一橋大學經濟研究所附屬日本經濟統計情報センター、 東京大學東洋文化研究所附屬東洋學研究情報センター、 神戸大學經濟經營研究所附屬經營分析文獻センターと共催で、 上記のセミナーを年1回開催しています。

5.「東洋學へのコンピュータ利用」研究セミナー

京都大學學術情報メディアセンターと共催で、 上記のセミナーを年1回開催しています。

6.漢字文獻データベース

  1. 既に公開されているデータベース
    1. 京都大學大型計算機センターとの共同開發によるもの
      • 明代登科録彙編(CHINA1)
      • 李義山文索引(CHINA2)
      • 近現代中國人別稱(BESSHOU)
      • 宋會要輯稿編年索引(SOKAIYO)
      • 中國叢書綜録未收日藏書目稿(SOSHO1)
    2. 本ホームページの「データベース」から直接アクセスできるもの
      • 京都大學人文科學研究所所藏石刻拓本資料
      • 西域行記データベース
      • 地圖
      • 東洋學文獻類目(1981年度版以降)
  2. 漢籍目録データベース
    全國漢籍データベースをWeb上で公開するために、 國立情報學研究所 および 東京大學東洋文化研究所附屬東洋學研究情報センターとともに 全国漢籍データベース協議会の幹事機關となり、 データベースの構築を進めています。 また、この事業と並行して、 人文科學研究所の新しい漢籍目録を作成する予定です。

7.漢字處理システムの開發

數千年の傳統を有する東アジア文化圏において、 漢字はその發展の中心的役割を擔ってきました。 歴史的變化や地理的擴大により、 文化の厚みや廣がりが増していくのに並行して、 漢字そのものも、時代や地域の必要性に應じて樣々な變化を遂げ、 その字數は擴大の一途をたどっています。 たとえどんなに短期間であれ、また小規模な範圍であれ、 一つの漢字が生み出され、それが使用されるということは、 とりもなおさず、その漢字を必要とする生活が存在したということであり、 また、新たな文化的試みが成されたということでもあります。

そうした營みを十分に尊重し、 人類の歴史の一環としてトータルに跡づけていくためには、 無限に變容・増殖を遂げる漢字について、 これまでの言語學的研究成果を踏まえた上で、 字形・字音・字義を綿密に調査することが必要であり、 さらには時代もしくは地域といったキメの細かい視点から、 これら三つの要素が一つの漢字の特徴をどのように際だたせているか、 という点にも注目しなければなりません。

そのためには、一つの漢字について できるだけ多くの分類指標を用いることが求められます。 發音、畫數、部首など周知の検索法はもちろんのこと、 その漢字を実際に使用した文獻の時代や地域を特定すれば、 この漢字セット自體が漢字の歴史を明らかにできるようになります。 これこそ漢字の戸籍簿と呼ぶにふさわしく、 學術的にもひじょうに有用なものとなるでしょう。

インターネット上での學術的な漢字利用が急速に進んでいる現在、 現行のコード系では対應しきれない漢字利用をサポートすることに對して、 内外の研究者の間から強い要求と期待の聲が上がっています。 特に、現行のコード系とバッティングせずに、 多くの漢字を用いることのできるシステムが、今後必要となるでしょう。

本センターは、 學術的に適正な漢字處理システムの開發研究をおこなうと同時に、 そのサポートに全力を注ぐ所存です。



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